【報告】健康食品の相談Q&Aを紹介 ネットワークビジネス協議会を開催 (2019.02.25)

ネットワークビジネスを主宰する会員会社の担当者ら約30名が参加しました。

  今回の協議会では、当協会の消費者相談窓口で受け付けた健康食品に関する相談の中から、回答の仕方に注意を要する相談内容(11の事例)をピックアップし、回答例と併せて紹介しました。例えば「目安量よりも多く飲んだ方がいいのか」という相談に対しては、「健康食品は病気の治療を目的としていません。多く飲むほど効果が表れるわけではなく、逆に摂り過ぎることで健康被害が出ることもあります。目安量を守り、体調に合わせて飲む量を少し調整するのが適切な摂り方です」といった回答例を挙げました。

  業界誌の記者からは、おもに仮想通貨で出資を募り、金融商品取引法違反が認められた事例や、機能性表示食品制度の現況などについて解説がありました。

当協会事務局からは、協会の新たな取り組みを発表。会員会社の販売員と協力して行う「見守り活動」や、関連法規に精通した人材を育成する「ダイレクト・セリング教育マスタークラス」の概要を説明しました。

全国流通直販協会は、ネットワークビジネス、宣伝講習販売、電話勧誘販売、戸別訪販などの販売会社を対象に81年に発足しました。
特定商取引法や薬機法のコンプライアンス教育を行ったり、クーリングオフ制度や中途解約等、独自の消費者相談窓口を通じて消費者相談に応じることで、
サプリメントや化粧品など健康商材、美容商材を扱うダイレクトセリング業界の育成を続けています。