DSに対する世界の規制の現状とカスハラ対策のセミナーを実施 (2020.02.07)
2月7日、協会主催の新春コンプライアンスセミナーを東京・秋葉原で開催しました。協会会員96人と非会員36人が参加しました。講師は京都大学法学部大学院のカライスコス・アントニオス准教授とさくら共同法律事務所の千原曜弁護士。
カライスコス准教授のテーマは「欧米とアジア諸国にみるダイレクトセリング登録制度とDo-Not-Knock制度」。
世界の不招請勧誘規制の実情を紹介しながら、「業界団体の作る自主行動基準を法律化していくことが世界的にみられる。営業禁止でなく条件付きで営業できる方向へ業界団体が主導すべきである」「日本も悪徳業者が侵入できない緩やかな登録制が必要ではないか」と語りました。
千原弁護士のテーマは「消費者クレームへの賢い対応方法Q&A~カスタマーハラスメント対策を含む」。
具体事例をもとに、「カスハラで顧客対応スタッフが疲弊しないようにクレーマー的な消費者に対応する手法を常日頃から練って、孤立させずチームで対応することの重要性について語りました。協会からは見守り活動を今春スタートすることが報告されました。
会員による懇親会には、会員企業90人が参加しました。 次回のコンプライアンスセミナーは6月12日(金)に東京・秋葉原で開催します。
カライスコス准教授と千原弁護士のレジメは、会員ページからご覧いただけます。御活用ください。