「サプリメントや健康食品の上手な使い方」

主催:福島県伊達市消費生活センター
伊達市は減塩を推奨する「健幸都市」をテーマに スポーツを薦めるキャラクターを登場させるなど の取り組みについて、講師の今川氏が話した後に 、本題のサプリメントのメリット・デメリットの 詳細な説明に入りました。サプリメントの基本は 食品に分類されるもので、病気の治療を目的とし たものではないこと。ビタミンやミネラルなどの 健康増進に役立つものを効率よく摂取できるもの であること、栄養機能の補完を行うものであるこ と、治療中の病気があれば必ず摂取の前に医師に 相談することなど、貴重なアドバイスと役立つ情 報が伝えられました。

「広告とインターネットの裏側教えます」

主催:砺波市消費生活センター
講師の張氏は広告業界のテクノライターでいらしたこともあり、広告現場の経験も豊かです。講義の冒頭は「景品表示法」に規定された消費者保護の不当表示である「優良誤認・有利誤認・その他の表示の禁止」について事例をあげて説明されました。また、化粧品に認められた効能・効果の表現の56の内容や、ネット時代の消費者行動や行動心理学・行動経済学から始まりネット通販の問題点や落とし穴について注意喚起し、最後は気を付けるべき事について敏感になろう、と締めくくりました。

「知らない成年後見制度の実像」

主催:成田市教育委員会生涯学習課
今回は主催者として教育委員会の要請を受けての 開催となりました。成田市生涯教育大学院 2年教 養クラスの一部としてのセミナーです。講師の張 公明氏はご自身も自治体の市民後見人として複数 人のお世話をされて来た経験をもって、詳しく解 説されました。例えば、法定後見では判断能力の 程度で補助・補佐・後見 の三分類されているこ と、介護保険が法律で後見制度を後押ししている こと、成年後見人の権利義務について、死亡によ り発生する事務活動など、全く予想ができない多 くの事柄があることがわかり、大変、勉強になり ました。受講いただいた方々にもお役にたてたの ではないかと思います。

「食生活から見る中高年のアンチエイジング」

主催:砺波市消費生活センター
久しぶりの座学による本来のセミナーの開催となりました。参加者も40名を越え、密を避けるために限られた席数ということもあり、立ち見も出る盛況でした。講師の中西先生もいつもにも増して名調子で、お話に熱が入ります。内容は発酵食品の歴史に始まり、体に良い発酵食品ベスト6は、1位 納豆、2位 ヨーグルト、3位 味噌、4位 チーズ、5位 酢、6位 ぬかみそ、で、特に、納豆、ヨーグルトは塩分がない点が優れている、とのことです。また、若さを保つ食事には、発酵食品だけでなく、タンパク質、カルシウム、食物繊維、も充分に摂ることが大切で、さらに、脳の活性化を図る食事は会話を忘れず、ゆっくり楽しく食べることだそうです。中西氏のお話は終始、大変分かりやすく好評をいただきました。

「キャッスレス決済の基本知識や身近なトラブルについて」

主催:成田市役所 経済部 商工課
経済産業省の「キャッスレス・ビジョン」では2025年の日本国際博覧会までにはキャッシュレス決済比率を40%とする目標がありますが、現在は29.7%でその内90%がクレジットカード、と語る講師の宮下氏は、外国でキャッシュレス化が進む理由と日本で進まない現状について説明しました。また、ご自身がキャッシュレスで過ごす1日を具体例に、その利点としてのポイントやキャッシュバックについても解説を加えました。受講された方の中にはご高齢の方も多く見られましたが、関心の高いテーマであったと感じました。