「食生活から見る~中高年のアンチエイジングと発酵食品の知恵~」

主催:萩市消費生活センター
コロナ禍もやや落ち着きを見せはじめましたが、本セミナーは予定通りのリモート開催と なりました。講師の中西氏は大学の講義もリモートで行われているようで、座学と何ら変 わりなくテンポよく話され、PCの画面越しながら参加者の反応が伝わって来ます。講義 は日本の発酵食品の歴史からはじまり、プレーンヨーグルトは日本の万博のブルガリア館 がきっかけとなったお話、ぬか漬のぬか床は素手で混ぜても一切の雑菌がない、発酵食品 の中でも納豆とヨーグルトは塩分がなく優れている、など、楽しく興味深いお話が満載で した。 参加者から、「具体的で分かりやすく、楽しいお話で、笑いました。感動しました。元気 が出ました。」「アンチエイジングをめざします。」「今度はお会いしてお話を聞きたい 。」「中西先生の、明るいお人柄が出て、思わず笑顔になるので、これぞアンチエイジン グです」等たくさんの感想をいただきました。

「食品の表示~安全な食品をえらぶために知りたいその読み方~」

主催:新潟県消費生活センター
コロナ禍も収束に向かう兆しも見えはじめた中、十分な距離を開けて感染対策を行い開催されました。今回は本プロジェクトでは初のテーマで、講師の斎藤俊子さんも初めてのご講演です。食品は誰しもが一生必要とするものですが、食品の安全性に関係する表示については複数の法律や規制によるルールがあるものの、その内容については、あまり周知されていないのが現状です。本講演では安全な食生活を送るうえでの具体的な表示に関する知識を学びました。例えば、生鮮食品や畜産物、水産物、穀類、加工食品の表示とその見方等、普段、目にしているようで、殆ど理解できていませんでした。講演後は熱心な質問される方もおられ、関心の高いテーマであったことが理解できました。

「サプリメントの上手な使い方」

主催:柏市消費生活センター
コロナ禍にあって細心の注意をはらい、人数を限っての二部開催となりました。参加者は地域の消費生活コーディネーターとしてボランティアで活動されている方々です。日ごろから勉強意識が高いとあって、熱心に聞き入る様子が伝わってきました。2019年の死因の第三位は「老衰」であるとのこと、講師の今川氏は「健康」は以前は目的であったが、本来は自分なりの生き方を生きるための「手段」であるはず、と説きます。サプリは薬ではなく健康を維持するものであり、その必要性も人夫々、自分に合ったものを上手にとること大切、高齢になれば多くの栄養分を摂取するための食欲も低下するので、不足した栄養分を補う利点がありカロリーも低い。「運動」「休養」も忘れずに、とのアドバイスもありました。

「サプリメントの上手なとりかた」

主催:杉並区立消費者センター
コロナ禍の中、マスク着用、ソーシャルディスタンス、換気等の措置の中、熱心な21名の方がご参加されました。内容は「平均寿命と健康寿命」 の解説から始まり、消費者がサプリメントを利用する頻度や目的などの統計も加えて、主 に栄養を補うもので、健康維持を目的に利用するものである点を解説しました。特に、サ プリメントの種類として「特定保健用食品」「栄養機能食品」「機能性表示食品」など、 特定の効果や機能性があるものもあり、自分にあったものを上手に利用することが重要で あることを強調しました。

「消費生活地域見守りサポーターの役割」

「消費者行政と連携しながらサポーターとしての見守り活動の心得」
主催:熊本市消費生活センター
 熊本市の要請を受けての講師派遣はこれで3回目となりました。回を重ねる度に、受講される皆様との距離も縮まった感じがあります。今回は3時間という長時間とあって、クイズやゲームを取り入れながら、全員で考えていただく時間を設けました。あわせて消費者力とは消費生活とは、の基本知識を踏まえて、高齢者の見守りポイントを細かく解説しました。参加された皆様は行政との連携をはかりつつ、消費者力をいかした見守り活動を通じて貢献されることを祈念いたしております。