「クイズで学ぶ衣食住生活」

主催 一宮市役所経済部商工課消費生活・計量グループ
 消費生活センターに寄せられた最近の相談の傾向の説明から始まり、衣食住に関するクイズが行われました。来場者の方にご意見を伺いながら、住生活に関して、敷金の精算についてご存じない方が多く、その点を中心に解説しました。講座終了後熱心にご質問される方も多く、関心の高さが伺える内容となりました。

「薬とサプリメント(ジェネリックも含む)」

主催 萩市消費生活センター

 好評の「薬とサプリメント」をテーマに開催しました。講座の前半は医薬品について。講師の千葉氏は、「もしも医薬品を飲み忘れても、一度に2回分を飲まないこと」「『おくすり手帳』は1人1冊で所有する」「子供による誤飲を防ぐため、薬は小さなお子さんの手の届かないところに置く」など、大変実用的なアドバイスをしました。

 続いて後半は、健康食品について。千葉氏は、病気を治療する医薬品と、健康の維持・増進を目的とする健康食品とは違うことを解説した上で、「医薬品を服用している人が健康食品を使用するときは、必ず医師や薬剤師に相談すること」と説明。さらに、健康のためには健全な食生活や適度な運動、適度な休養のバランスが重要であり、健康食品はこれらの手助けをするものだと総括しました。千葉氏の解説に対する参加者の反応は良く、関心の高さが伺えました。

「薬剤師に学ぶ 薬と健康食品の正しい知識」

主催 沼田市消費生活センター

こちらも最近とても人気のあるテーマのひとつです。講師は薬剤師であり、当協会の顧問でもある千葉一敏氏です。まず、驚いたことは医者からもらった医薬品が非常に無駄になっている現状です。日本の残薬損失は何と年間500億円以上です。かといって、あまった薬を他人に飲ませることは間違いですが、けっこう家族で使いまわしている人も多いと思います。医師の診断によって処方される薬は「あなたの症状を確かめ、あなたのためだけに選んでくれたもの」です。あまった薬は次回、処方される時に正直に医師に伝えることや、捨てる場合であってもゴミ箱に捨てず、薬局に持っていくことが良いとのことです。また、ジェネリック医薬品は「品質、効き目、安全性が同等な薬」であるので積極的に使ってよいこと、加えて健康食品の分類としての保健機能食品の有効性や上手な摂取の目安、ビタミンやミネラルは自分の体では作れず、食事や健康食品で摂取するしかないことなど、 とてもためになる知識が得られました。講義の後には熱心なご質問が続き、皆様の関心が高いことを実感しました。

「消費者被害をクイズで学ぼう」

主催 富山県消費者団体連絡会 イベントの中でのコーナーということもあり、参加者が15人での開催となりました。親子連れが多く、お子様も飽きることなくご参加いただけるように「クイズで学ぶ上手な貯金」をテーマに、ちびまる子チャンのDVD上映をまじえた楽しいレクチャーとなりました。上映後はそのストーリーに関するクイズを出題しながら、要点を解説しました。最後には簡単なアンケートにご協力いただき、消費者問題や消費生活に役立つ粗品を進呈させていただきました。  

「いざというときのための終活知識 終活リノベーションのすすめ」

主催 鈴鹿亀山消費生活センター 最近、特に人気があるテーマが「終活の知識」です。講師がサブタイトルをつけた「終活リノベーションのすすめ」とは、ライフスタイルの変化を予測して選択肢を複数計画する事、と説きます。リノベーションの対象を「葬儀」「お墓」「相続」にしぼり、限られた時間の中で、分かりやすく、具体的な手法をお話しいただくとともに重要な注意事項もまじえました。例えば、エンディングノートは遺言書のような法的効力がなく、要らぬ紛争をうむ可能性があるなどがその一例です。ご参加いただいた皆様にはご参考になったことと思います。