「がん患者だから話せる、医療保険・がん保険」

主催 平塚市市民部市民情報・相談課
 CFPファイナンシャルプランナーである石井裕之講師は自らのがんの罹患体験を語っていただき、また、統計的にも説明しました。罹患率は男性で62%、女性で46%と驚くべき数字です。平成17あたりから男性では前立腺がん、女性では乳がん、が急増しています。ファイナンシャルプランナーの中には保険は不要論を主張する人もいますが、石井氏は推奨派です。種類の多い医療保険やがん保険の中から選択するのは容易ではありませんが、入院保険金が5千円の終身型が目安。また、定期健診の受診も大切と説きます。その他、高額医療費、限度額適用認定証、医療費控除、等の有効な制度についても、役立つ情報を提供いただきました。最後に「がんになる」ことを前提に、冷静に考えましょう。と締めくくりました。

「知って役立つ薬とサプリメントの正しい知識」

主催 成田市役所 経済部 商工課
 テーマの薬とサプリメントは最近の高齢者の関心事です。71名の方が集いました。主たる内容は「病院でもらう薬と、自分で買う薬の違い」「健康食品と医薬品の違い」についてですが、ジェネリックや薬局の上手な利用方法、漢方薬、食品添加物や残留農薬や遺伝子組み換え品、等々、知って得する知識を分かりやすく解説されました。受講者からは「気になっていたことに対して理解することができた」「身近なテーマで興味深く受講できた」「今まで良いと思っていたことが間違いであることに気付いた」など、良い感想を多数頂戴しました。

「消費者市民社会・エシカル消費について」

主催 福島県伊達市消費生活センター
 最近何かと話題の「消費者市民社会」「エシカル消費」。エシカルとは倫理的・道徳的という意味ですが、GDPの約6割の個人消費について、一人一人が真剣に考えることは極めて重要なことです。廣重氏が説く消費者力とは活力ある社会を積極的に担っていくことを目標としています。講演内容はテーマの解説から始まり、「環境、人、社会、地域」に配慮した消費、についてグループに分けて話し合い、発表していただきました。様々なご意見がだされる中、大切なことは「できることからはじめてみよう」を気付かせてくださいました。ご参加された皆様ありがとうございました。

「終活リノベーションのすすめ」

主催 愛知県一宮市 経済振興課
 ご要望の多いテーマである「終活」「葬儀・お墓・相続」について講座を開催しました。消費者の皆さんの関心は高く、約90名の方にご参加いただきました。講座の冒頭、張氏は「前向きになるために聞いていただく話」とした上で、「老後に対する考えを明確化する」「認知症を恐れない」などの具体的な言葉で「終活リノベーション」を説明。さらに、見送る側が後悔した葬儀事例などを引用し、分かりやすく注意点を解説しました。また、孤独死への対策として、「万が一のときに、すぐに人に見つけてもらうネットワークを作っておく」というポイントを挙げました。