「SNSトラブルと対策、インターネット活用法 」

主催:阿見町消費生活センター
ここのところ、各センター様から要請の多いテーマの一つが今回のものです。また、それに関係の深いスマホ・タブレットにも解説を加える米津講師のセミナーは内容的にも興味深いもので、毎回、ご高齢の受講者も多数見受けられます。また、最近のトラブル事例としてSMSを利用したフィシング詐欺の事例や大手通販サイトに似せたサイトに誘導する偽メール、SIMスワップ詐欺、ワンクリック詐欺、等の事例を通じて注意を促しました。更に、日常で使える便利な機能や便利なアプリ、災害時に役立つ災害伝言ダイヤルについて紹介するなど、大変、内容の濃いものとなりました。

「高齢者のためのスマホ活用術」

主催:新潟市消費生活センター
このセミナーでは定員を30名に限定しましたところ、三倍の90名の応募があったそうで、急遽、同じ内容のセミナーを6月17日に行うことが決まりました。最近では高齢者の方も多くがスマホを使われておりますが、SNS等の利用によ るトラブルも頻発しています。賢く安全に使うポイントをITインストラクターの米津講師が解説しました。まず、日ごろのスマホの利用目的の確認として、メール、電話、写真、ネットショッピング等、確認してみることから始まり、指紋認証やパスワード、ロック機能等のセキュリティーの状況、紛失した際の連絡先や契約内容の確認が大切と説きます。また、SMSを利用したフィシング詐欺の事例や大手通販サイトに似せたサイトに誘導する偽メール、SIMスワップ詐欺、ワンクリック詐欺、等の事例を通じて注意を促しました。 更に、日常で使える便利な機能や便利なアプリ、災害時に役立つ災害伝言ダイヤルについて紹介するなど、大変、内容の濃いものとなりました。

「発酵食品で免疫力アップ! ~食生活からみる中高年のアンチエイジング~」

主催:萩市消費生活センター
中西講師の今回のテーマは昨年のセミナーの続編として、発酵食品を深堀りする内容となりました。日本人の知恵と技の結晶が麹菌であり、日本の食文化の根源である味噌、醤油、酒、みりん、酢、麹漬物、の元であること、代表的な発酵食品である鰹節は偶然の結果から生まれた。くさや、やすんき漬けは塩が貴重品ゆえに生まれた。酒を調味料に変えた知恵、等のお話は大変面白く勉強になりました。参加者からも「楽しく学べた」「発酵食品の歴史や大切さが分かった」、また、「中西先生のお人柄に癒された」等の感想をいただき、大好評を得ることができました。

「インターネットなど通信販売の事例と相談対応について」

主催:若手県立県民生活センター
岩手県内の消費生活センターに勤務する27人を対象に開催。市川伸一講師が説明した内容をご紹介します。今年6月の特商法改正では、テレビや新聞の広告を見て電話を掛けてきた人に、広告以外の商品の購入を勧める「クロスセル」、別の価格の高い商品を勧める「アップセル」が電話勧誘販売規制の対象になりました。また、初回の低価格購入の契約をしたら一定期間の購入契約が含まれている「定期購入」や「サブスク」がらみの相談が多く、2022年は9300件で、前年から80%増加しました。今年10月、改正景表法のステマ規制も始まりました。アフィリエーターやインフルエンサーが第三者を装って商品宣伝をすることを規制するものです。健康商材についての広告は強調表示の傾向が見られます。明確な根拠を示すことが不可欠でそれがないと優良誤認になります。健康不安や医者不安を煽るものも多くあります。これらは、薬機法違反だけでなく健康増進法の違反にもなります。健康増進法でも、著しく事実に反して誤認させる表現を「不当表示」として禁止しています。また、ネット通販においては消費者が最終確認画面を記録することが不可欠です。そのやり方を指導することが必要でしょう。と解説しました。