「スマホを賢く使って、安全に、楽しく暮らすヒント」

主催:鹿児島市消費生活センター
最近では高齢者の方も多くがスマホを使われておりますが、SNS等の利用によ るトラブルも頻発しています。賢く安全に使うポイントをITインストラクターの米津講師がご自宅からリモートで解説しました。まず、日ごろのスマホの利用目的の確認として、メール、電話、写真、ネットショッピング等、確認してみることから始まり、指紋認証やパスワード、ロック機能等のセキュリティーの状況、紛失した際の連絡先や契約内容の確認が大切と説きます。また、SMSを利用したフィシング詐欺の事例や大手通販サイトに似せたサイトに誘導する偽メール、SIMスワップ詐欺、ワンクリック詐欺、等の事例を通じて注意を促しました。 更に、日常で使える便利な機能や便利なアプリ、災害時に役立つ災害伝言ダイヤルについて紹介するなど、大変、内容の濃いものとなりました。

「若さを保つ食生活」

主催:福島市消費生活センター
最近、何かと話題の発酵食品ですが、当セミナーにおいても一番人気のテーマです。会場では人数制限があり、入場をお断りさせていただきました。講師の中西先生はお話も面白く、あっという間の90分となりました。まず、老化について、肉体的老化は新陳代謝、免疫力、筋力等の低下、精神的老化は脳の老化による注意力、集中力、記憶力の低下だそうです。そこで、アンチエイジングのための食生活に欠かせないのが、発酵食品で、納豆、ヨーグルト、味噌、チーズ、お酢について、その歴史や有効性、優れている点を解説していただきました。また、あわせて高齢者に欠かせない、カルシウムとタンパク質の多い食品について例を挙げてお話しされました。ご参加できなかった方のために、次回も要請があれば派遣させていただきます。

「終活リノベーションのすすめ」

主催:酒田市まちづくり
昨年 山形県庄内消費生活センターの要請を受け開催した同セミナーは大変、好評をいただきましたが、日時の関係もあり酒田市からのご参加ができなかったとのことで、この度の開催となりました。受講された方は終活に関する内容に関心が高く、特に高齢者の方は、葬儀・お墓・相続・エンディングノートなど、それらを前向きに考えておられるご様子でした。葬儀などのプランを家族に説明し、見送る側の意見きく、相続では子供の気を引くための適当な言葉は控える。成り行き任せにしないで遺言書を書く、など、どれを取ってもとても大切な事柄です。エンディングノートそのものには法的効力がないことも教えていただきました。思いを伝えるツールなのだそうです。お蔭様で90名の方がご参加されて、お役に立てたことを有難く思った次第です。

「若者を取り巻く消費者トラブルの相談事例と対応の注意点」

主催:長岡市消費生活センター
今回のセミナーは消費者に向けたものではなく、長岡市が声掛けをしてくださった魚沼・三条・柏崎など7市のセンターの相談員の方に対するレクチャーです。内容は若者を取り巻くトラブル事案として、商品をSNSで宣伝すると報酬がもらえる、として多額の商品を購入させる儲け話、健康食品や化粧品の定期購入トラブル、脱毛エステの返金トラブル、マッチングアプリ、オンラインゲーム等の子供のトラブル、等々、国民生活センターのHPに公開されている事例を中心に、問題性の確認や解決方法などの共有ができたように思いました。参加された方の中にはベテランの方もおられ、また、都会と地方では多少の違いもあるようですが、とても参考になった、とのお声をいただきました。

「発酵食品と食生活から見る中高年のアンチエイジング」

主催:霧島市消費生活センター
霧島市が定期的に開催する「消費生活ビギナー塾」の第3回目は人気の中西載慶氏です。中西講師は東京農業大学の名誉教授であり、発酵や微生物の研究分野でご活躍されていますが、お話はとても分かりやすく、ユーモアも交えての講演はいつも大盛況です。お話は人の老化のメカニズムについて解説の後に、誰もが求めるアンチエイジングの必要条件について、腸内環境がとても重要であること、それには、発酵食品・食物繊維・乳製品が大切な働きをしてくれるとのことです。発酵食品にランキングをつけるならば、1位は納豆とヨーグルトで、この二つは特に塩分がないことで優劣つけ難く極めて優れている、続いて味噌・チーズ・酢が良いそうです。更に高齢者にはカルシウムとタンパク質の多い食品が必要であり、それらを多く含む食品について説明されました。