「家計と向き合う消費者力」

主催:霧島市消費生活センター
霧島市が定期的に開催する「消費生活ビギナー塾」の第2回目はファイナンシャルプランナーの資格も持つ廣重講師が家計についてレクチャーしました。まず、はじめに「賢い消費者クイズ」として、8問を出題し、受講者自身の「消費者力」を認識していただいたうえで、消費者力を生かした家計管理として、短期(すぐ使える)中期(貯める) 長期(増やす)に分けて特徴を解説しました。また、ライフプランとしての必要性や人生の三大資金(住宅・教育・老後)の概算額について詳しく説明を加え、受講者からはとても参考になった、との感想をいただきました。

キャッシュレス時代を賢く生きる方法

主催:鹿児島市消費生活センター
当初、WEB会議システムによるリモート開催もあり得る、と思いつつ、無事にリアルの座学によるセミナーが実現しました。経済産業省の「キャッシュレス・ビジョン」では2025年の日本国際博覧会までにはキャッシュレス決済比率を40%とする目標がありますが、現在は29.7%でその内90%がクレジットカード、と語る講師の宮下氏は、外国でキャッシュレス化が進む理由と日本で進まない現状について説明しました。また、ご自身がキャッシュレスで過ごす1日を具体例に、その利点としてのポイントやキャッシュバックについても解説を加えました。受講された方の中にはご高齢の方も多く見られましたが、関心の高いテーマであったと感じました。

「医薬品の正しい使い方」~くすりのあるある大事典~

主催:香取市消費者協議会
薬には病院で処方される医療用医薬品と薬局で購入できる一般用医薬品(OTC)があります。 医療用医薬品は「あなたのため」に出す個別の薬で、余ったからといって他人にあげてはいけません。 飲み忘れたからといって二回分まとめて服用してはいけません。 余ったからといって保存しておいて「将来、同じ症状が出た際に使おう」と考えてはいけません。 先発品とジェネリックは効果は同じですが、ジェエリックは安価という違いがあります。 薬剤を飲むときはお水にしてください。水以外だと効果が弱まったり副作用が出やすくなるなどのリスクがあります。 冷蔵庫で保管すると品質が変化することがあるので、特に指示がない場合は薬箱で保管しましょう。 お薬手帳は一冊にまとめて、サプリメントの利用歴も書いておきましょう。使わない薬はゴミ箱に捨ててはいけません。幼児が口に入れるリスクがあります。 医薬品とサプリメントを併用する場合はかかりつけ医に相談しましょう。ご注意ください。 4月から同じ処方箋が3回まで使える「リファイル処方箋」の制度が始まりました。

「サプリメントや健康食品の上手な使い方」

主催:福島市消費生活センター
オミクロン株のまん延防止期間中とあって、残念ながらリモート開催となりました。「サプリメントや健康食品の上手な使い方」の目的は当然ながら健康にあります。今川さんのお話はいつもの健康寿命の考え方や目的についての確認から始まりました。つまり、健康は目的ではなく自分なりの生き方をするための手段であると説きます。また、サプリは薬ではなく健康を維持するものであり、その必要性も人夫々、自分に合ったものを上手にとること大切、高齢になれば多くの栄養分を摂取するための食欲も低下するので、不足した栄養分を補う利点がありカロリーも低い。「運動」「休養」も忘れずに、とのアドバイスもありました。

広告の裏側から見た危険サイン〜景品表示法をかいくぐるあの手この手

主催:徳島県危機管理環境部 消費者くらし安全局 消費者政策課
徳島駅前のシビックセンターはとても便利な場所にある立派な建物です。シビックセンターは元のプラネタリウムを改装したそうで、天井も高く快適な空間です。今回、そこにお集りの方は「くらしのサポーター、消費生活コーディネーター」の皆様で、日ごろは様々な活動をされておられます。今回はテーマに則した事例を元に講師の解説を加え学んでいただきました。景品表示法に関する事例はいずれも消費者にとって身近な問題です。消費者庁の措置命令を受けた空気清浄機の事例や、サプリメントの新聞広告、金運を呼び込む置物などの広告を例に、参加された皆様に是非をご判断いただく場面もあり、分かりやすく印象に残る内容であったと思います。