「広告とインターネットの裏側教えます」

主催:富士市市民安全課
富士市はその名の通り富士山の素晴らしい眺めがあらゆる場所から望めます。会場の消防庁舎は市役所のお隣で、大会議室の7階からは更に素晴らしい姿を楽しむことができました。今回はコロナ禍の中35名のご参加がありました。ご高齢の方もいらっしゃいましたが、ネット広告には関心も高く、今や生活の中の必需品であることが分かります。

 講義内容は「あなたを守るための広告、3大不当表示」として「優良誤認」「有利誤認」「その他誤 解されやすい表示」について解説し、行動心理学や行動経済学を採り入れた事例として「希少性に飛びつきやすい」「権威に弱い」等々の注意点はとても勉強になりました。ネット広告を上手に利用されて快適な消費者生活にお役立てください。

「消費生活相談窓口担当者研修会「訪問販売・電話勧誘販売・連鎖販売取引」」

主催:三重県 くらし・交通安全課
今回は三重県の要請を受けて、消費生活相談窓口担当者研修として相談員の皆様に訪問販売・電話勧誘販売・連鎖販売取引の最近の相談事例とその対応について、学んでいただきました。訪問販売では「台風被災エリアを訪問し、火災保険で家屋を修理できる」として申請をサポートするトラブルを、電話勧誘販売では「空き時間で簡単な副業がある」としてテキスト教材の購入を勧誘するトラブルを、連鎖販売取引では「簡単に儲かるアルバイ トがある」と言われ、契約の46万円は消費者金融で借りるように説得された、等の事例です。コロナ禍にあって、リモートでの開催でしたが、参加された皆様からは、とても勉強になったという感想をいただきました。本プロジェクトは基本、消費者の方を対象としておりますが、今後、このような研修会にも積極的に講師を派遣していきます。どうぞ、ご活用ください。

「キャッシュレス決済について」

主催:久慈市生活環境課
本セミナーはリモート開催となりました。講師の宮下氏は、日本のキャッシュレス化は世 界と比較してかなり遅れている、と言います。現在、キャッシュレスの90%はクレジッ トカードだそうです。日本が遅れている理由にはATMなど、キャッシュのインフラが整備 されていること、安全であること、紙幣の信用性が高い、などですが、経産省のキャシュ レスビジョンでは2025年の日本国際博覧会までにキャシュレス比率を40%にする、 としています。また、暗号資産と呼称変更された仮想通貨は日本では決済手段としての普 及は難しく、投資目的の利用に留まっているとのことです。その理由の一つとして。自国 の通貨である「円」に対する信頼があるといいます。参加者の中にはご高齢の方も多くお られましたが、 宮下氏の説明は分かりやすく、ご興味を持って聴いていただけたものと思います。

「インターネットをめぐる消費者心理について」

主催:岩手県立県民生活センター
コロナ禍の中、初のリモートでの開催となりました。インターネットは通販をはじめコロナ禍の中、大変、便利なツールである反面、様々な消費者トラブルが発生しています。特商法の改正により、通販による詐欺的な定期購入規制が定められましたが、過去の事例を見ると、悪質業者による手口は法の網をかいくぐり、巧妙化していくのが常であり、注意が必要です。今回の受講者は消費者ではなく、消費生活相談員の方のご参加とあって、今後の消費者被害の防止及び救済に役立つ、実践亭なお役立ち情報であったように思います。

「終活リノベーションのすすめ」

主催:兵庫県加西市故郷創造課
 コロナ禍の中、参加者の検温とマスク着用、十分な距離と換気に配慮しての開催となり ました。今回テーマの「終活リノベーションのすすめ」は毎回、人気の講座ですが、高齢 者にとって関心の高いこともあり、参加者は14名に留まりました。
 内容は葬儀とお墓の問題にスポットを当て、本人が望む葬儀と遺族が望む葬儀のギャッ プやお墓の継承者の問題、遺骨の処置、お寺や親戚との関係、役所への届け出や法律に関 することなど、誰もが必ず直面する問題をわかりやすく解説し、大変、興味深い90分で した。受講された皆様も有益なセミナーであったと思います。